2011/02/25
Madame Irène Meynieux et Roland Barthes en1938
Madame Irène Meynieux, une amie très chère d'Hélène Cécile GRNAC et Roland Barthes à Budapest, en été 1938.
【管理者の注】
長きにわたってエレーヌ・セシル・グルナックの親友だったイレーヌ・メニユIrène Meynieuxは、ロシア文学者にして作家・詩人である夫アンドレ・メニユAndré Meynieux とともに、多くの文化人に接し続けた。夫が亡くなったのちも自宅に個人的に人々を招いて、晩餐をともにすることが多かった。
批評家ロラン・バルトRoland Barthes(12 nov.1915-26 mars1980)もそのひとりだが、1938年夏のこの写真は、まだ22歳の頃のロラン・バルトとブダペストで晩餐をともにした際のもの。イレーヌ・メニユはバルトの隣りに座り、顔を横に向けている。
この年3月13日にはナチスドイツがオーストリアを併合していた。9月にはチェコスロバキアのズデーデン地方もドイツの手に落ち、11月には水晶の夜事件が起こることになる。
エレーヌ・セシル・グルナックには間接的にしか関わらない事柄だが、ロラン・バルト関連の資料にも収録されていない珍しい写真なので、ここに掲載しておく。
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