2012/01/30

エレーヌ・グルナックの故郷の墓



  駿河 昌樹
 (Masaki SURUGA)




  フランスのロゼールLozère県サン=シェリー・ダプシェSaint-Chély d'Apcherは、エレーヌ・セシル・グルナックの故郷です。そこの町の墓地にはグルナック家の墓があり、父母や兄が眠っていました。
  エレーヌの遺骨の一部は、2011年6月、東京駐在フランス領事フィリップ・マルタン氏の手により、直接、フランスに運ばれました。その後、夏に故郷の教会でカトリックの葬儀が行われました。

  フランスの墓地では、家族の墓の上に、故人を偲ぶために写真を焼き付けたプレートを置くことがあります。
  妹のマリ=テレーズが自らプレートのデザインをし、エレーヌが長く過ごした東京と故郷のサン=シェリー・ダプシェを重ね合わせ、日本列島とフランスも重ね合わせることで、エレーヌの生涯を象徴する図柄としました。
  プレートの中には、エレーヌの生前の写真の一枚が焼き付けられました。
  これには多少時間がかかり、2011年の終わりに出来上がりました。
  私が提供したさまざまな写真のうち、かつて青梅の川で撮影したものが選ばれたようです。

  これらに関わる写真を、ここに掲載しておきます。
  
  
故郷の教会での葬いの祈りの際



写真が焼き付けられる前のプレート

  

完成したプレートを家族の墓の上に





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